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4周年記念14時間生放送に行ってきました

先日もブログに書きましたが、4周年記念14時間生放送に招待頂きました!
その時の出来事をレポートとしてまとめました。
今回の記事はリアルで起こった出来事という性質上、私個人の感想や身内ネタなどが多く含まれており、かなりふざけた書き方をしている部分もあります。
また、時間が経過していたり逐一メモを取っていたわけではないので正確ではない部分も多数含まれます。
軽い感じの読み物としてさらっと流していただければ幸いです。

遠路はるばる東京までーとはいえ新幹線で一本ですが、Twitterで多少騒ぎながらも無事到着しました。
相変わらずよくわからない構造の東京駅ですが、頭上の看板などを見ながら歩けば大抵は迷わないものです。たまに難解な矢印などもありますが、光の戦士として多少鍛えられたのでしょう、無事に目的地の地下鉄構内にたどり着きました。
そう、私は事前にとある人と待ち合わせの約束を交わしていました。まだ誰が招待者かわからなかったあの頃、私が呼ばれたなら確実にこの人も呼ばれたであろうと目星をつけていたあの人ー。

丸ノ内線改札入ってエスカレーター降りたとこの椅子で全裸になってるね

DMを確認すると、あの人らしいメッセージが届いていました。
通常ならば全裸のあたりにツッコミを入れるはずですが、お腹がすいていて割と時間にも余裕がない私はエスカレーターはどこだと探すばかり。
ふと目に入ったベンチに座るハイランダーの男性を伺いつつ、もしやと思い近寄ろうとすると彼の方も気づいたのか声をかけてきました。

夢蔵

ゆめちゃん…!!!

そのハイランダー男性は、ZENRA COMPANYという不埒なタイトルのブログを運営する夢蔵さんでした。とても有名な方なので、それ以上の説明は不要でしょう。
黒い大きなバッグを抱え、にこやかに挨拶する姿は私の知っている夢蔵さんではありませんでしたが、それでも会話をするとゲームであったままの夢蔵さんでした。
私も夢蔵さんもさほど人見知りする方ではなく、荷物多くない?などという会話をしながら地下鉄に乗り本日の集合場所を目指しました。その時の細かい会話は覚えていませんが、危うく乗り換えの駅を通りすぎそうになるくらいには盛り上がっていたことを記憶しています。そして、その間に夢蔵という頭髪のないハイランダー男性のキャラ設定を維持するためなのかこのようなことをツイートさせられました。

なにがつるつるなのか明言しなかったため、それほどRTもいいねももらえずに夢蔵さんを失望させてしまったに違いありません。そのことを告げても、彼は穏やかな笑みを浮かべて許してくれたのは覚えています。ハイランダーの男性は、とても優しく、紳士なのです。

東新宿の割と長い名前のオフィスビル&商業施設にたどり着いた頃には、荷物の重さと空腹によりかなりHPが削られていましたが、それでもわくわくした気持ちでいっぱいでした。
その頃Twitterで参加者の皆さんが迷っている風味のツイートをしていたり、グループDMで迷った、2Fはどこなどと騒いでいるのを尻目に、割と迷わずにすんなりと待ち合わせ場所に到着しました。
この2Fの集合場所というのがなかなか曲者らしく、地下から来た我々にとっては2Fで、地上から来た人々にとっては1Fだったのです。
集合場所にはそれっぽい雰囲気の人々が散らばっていましたが、誰も声を掛け合うことなく牽制し合うばかり。夢蔵さんによると、みんな心なしかニヤついているとのこと。
私はさほど視力が良くないので細かい表情は見分けることができず、お供のiPhoneにより情報収集をしていました。参加者の皆さんは到着した、場所がわからない、散開しているなどと様々なことを口走っています。このギミックについては攻略記事も動画もUPされていなかったので仕方がないことです。
しばらくしたころ、グループDMをしていたろこぺこさんが私を発見してくれました。
ろこぺこさんはEorzeaWandererというLSを主催しているミコッテの女性です。彼女も私の知るゲーム内のろこぺこさんの姿はしていませんでしたが、雰囲気や話した感じはまさにろこぺこさんでした。

しばらく談笑していると、突然二人の男性がきびきびと歩いて来ました。あ、この人はコミュニティ放送で見たことがある!
見覚えのある男性は、コミュニティチームのもっちーさんでした。にこやかで穏やかな雰囲気ながらも、よく通る声で光の戦士たちを招集します。一瞬でささっとあつまる参加者たち。さすがだなといった感じの見事な動きでした。
そして始まる点呼にそわそわしながら、名前が呼ばれるたびにあの人が○○さんかと参加者を見渡します。その中にはさきほどグループDMで迷ったと騒いでいたCHAIさん&Dennyさんもいました。
彼らも私の〜中略〜でしたが、雰囲気はまさにちゃいさんとでにーさん。知っているのに知らない人のような、不思議な気持ちで観察していました。
名前を間違えられ、のちにネタにされることとなるロキさんや返事をするだけで笑い声が起きるざきぬふさんなど、すでに濃いキャラ付けがされていく参加者が多い中、私はとても不安でした。
なかなか私の名前が呼ばれないのです。
○○さん、○○さんと呼ばれ、ついに呼ばれることなく点呼は終了してしまいました。

えっ私呼ばれてない…!!?

まさか、本当は招待されていないのではないか。東京まで来てそんな仕打ちを受けたらきっとショックで14時間寝込んでしまいます。
そして、招待されてないのに来てしまった人として晒されるのではないかと怯えました。
隣にいた夢蔵さんに、私呼ばれてないんだけど…と相談すると、彼はニヤリと笑ってこう言いました。

おいしいね

彼のようなキャラならきっと全力でネタにしていたでしょう。しかし、私には夢蔵さんのように全てを笑いに変える力はありません。そんなことをツイートしたら、きっと悪ノリしたフォロワーたちによるクソリプの餌食になるでしょう。光の戦士といえど、現実の私は大変無力で、超える力なんてありません。
手っ取り早い解決方法を、と考え、スタッフのかたに声をかけました。私、名前を呼ばれていません。
名簿を探す中、なかなか名前が見つからずにまたも不安になります。
不安な顔でスタッフさんの手元を見つめていると、あっという声が上がりました。

ありすさん、台風で遅刻してくるって連絡がありましたね

私はお腹を空かせながらも定刻通り新幹線に乗って東京についているので、そんな連絡をした覚えはありません。結局違う参加者からの連絡と取り違えてしまったのだろうということで、名前が載っていたことに安堵しました。
どうにか、14時間生放送初の招待されてないのに来てしまった人にはならなくてすんだようです。

そんなやりとりの後、やや複雑な構造のビルの中を案内されて、おしゃれ会議室のようなところに通されました。
そして、もっちーさんたちが正方形の冊子とゲストパスを手早く配ってくれました。

冊子
ゲストパス

冊子は開かないでくださいね

そんな声を聞きつつ、イラストが可愛いと盛り上がる我々。ゲストパスにも名前がちゃんと載っていて、改めてきちんと招待されていたことを確認して安堵しました。
適当な座席につき、説明が始まる最中、隣のろこぺこさんがうっかりページを開きかけたのを横目で見て笑いつつ、私はおとなしく座っていました。
説明の内容は大半が注意事項や案内で、去年の参加者のレポートを見て予習していたので大体把握してるものでした。ゲストは撮影してはいけない、放送の邪魔をしてはいけないなど、みんな神妙な面持ちで説明を聞いていました。
そんな静寂を打ち破るように、隣のろ○○こさんのお腹がなる音が響きわたりました。私もお腹がとてもすいていましたが、○こぺ○さんはもっとすいていたようです。
恥ずかしそうに微笑むろ○ぺ○さんを横目で見て笑いつつ、心の中で私じゃなくてよかったと少し意地悪なことを思ってしまいました。

そして開いていいと許可が出た冊子には、参加者のスクリーンショットやイラストが載っていました。
事前にお気に入りのスクリーンショットなどを提出して欲しいといわれていたのですが、何に使われるか全く不明だったのでまさかこのような形で使われると思っていなかったのでしょう。どんと大きくページ一面に生首が載ってしまっている人のページを見て思わず微笑みがこぼれました。

私の14時間生放送観覧は、そんな濃密な体験とともに始まったのでした。

スタッフさん引率の元、再び複雑な経路を辿ってあれよあれよという間に生放送の会場へと案内されました。
スクウェアエニックスが入っているこのビルは、ここ数十年の間に建てられた流行りっぽい高級感ある雰囲気の建物でした。憧れのスクウェアエニックスの社屋に侵入したということだけで、とてもわくわくしました。私は幼い頃からファイナルファンタジーシリーズを愛していたので、今ここにいる事が信じられない気持ちと、ほんの少し誇らしい気持ちでいました。

なぜ今更そんな感想を書くかというと、最初に移動している時は名前を呼ばれない事件のおかげで、本当は招待されていないのではないかという事が気がかりで堪能している余裕がなかったのです。ここにきてやっと観察する余裕が生まれ、色々と楽しむ事ができました。
しかし、あまり詳細に書くとモルディオン監獄にお呼び出しされそうなので、ただわくわくしたという事だけお伝えします。そもそもおしゃれ会議室と生放送の会場以外は、頭髪の話などをしながら廊下を通っただけですしね。

生放送の会場はかなり広い空間でしたが、所狭しと機材やセットが並んでいたため活気のある雰囲気に見えました。普段は社員食堂として使われている場所のようです。
私たち招待者は竹のような、細い木の棒のようなもので作られた不思議なパーティションで区切られた空間に案内され、休憩スペースとしてその場所を与えられました。
私はこういう時はあまり遠慮しないほうなので、さっさと一番奥のくつろげそうな場所を陣取りました。荷物も下ろして、ほっと一息です。

ぞろぞろと私に続いた面々は普段から親交の深い夢蔵さん・ろこぺこさん・ちゃいさん・でにーさんに加え、明朝体の貴公子ざきぬふさん、エオルゼア冒険譚Yuyaさん、そして生首一号であり攻略動画で有名なはるうららさんのフルパーティでした。著しくジョブが偏っている気がしますが、今日は強敵を倒すことが目的ではないので問題ないでしょう。

はるうらら
スクリーンショットやイラストはどういった用途か知らされないまま提出することになったので、中にはこのようにページ一面に生首が掲載されてしまう人もいました

それぞれ荷物を置いたりお茶を飲んだりとリラックスしつつ、軽く自己紹介などが始まります。初めまして、○○です。そのTシャツなんですか?という会話がどこか遠くに聞こえます。

それもそのはず、私の空腹は限界でした。新幹線内でじゃがりこしか調達できなかった私は、説明の最中お腹がなってしまったろこぺこさんを笑えないくらいとてもお腹が空いていました。
私のお腹が空いたという主張に、ろこぺこさんはさっと阿闍梨餅を取り出して渡してくれました。阿闍梨餅は京都銘菓で、とても好きなお菓子なのですがそれを知ったろこぺこさんが買ってきてくれたのです。まるで女神のような優しさに感謝しつつ、ありがたく頂戴しました。

その間にも、参加者の交流は進んでいきます。
夢蔵さんとざきぬふさんは十年来の親友といった風情でそれはもう仲睦まじい様子でしたが、彼らは初対面。異常なまでのコミュニケーション能力を持っていました。これも超える力の影響かもしれません。
私も皆さんとは初対面でしたが、緊張する事もなく、さりとて自らハグを求めるような積極性もなく、阿闍梨餅を頬張りながら周囲の様子を観察していました。
みんな、初対面らしい遠慮がありながらも積極的に交流していました。さすが、普段からSS加工の作品展を開いたりイベントを行ったり、色々と行動を起こしている人たちは違います。
私は適度に絡みつつ、でにーさんがWiFiのパスワードを間違えてはにかんでいる姿を微笑ましく思ったり、夢蔵さんの巨大なカメラのレンズにみんながツッコミを入れたり、夢蔵さんとはるうららさんのコンデジがほとんど一緒で間違い探しをしたり、いつの間にか消えて現れる忍者のようなYuyaさんに驚いたりなど、楽しい時間を過ごしました。

そして誰が言い出したのかいつの間にか、お土産の交換会が始まりました。
あっという間にお菓子やらフォトブックやら名刺やらでテーブルが埋め尽くされ、大変賑やかな光景となりました。
その中で最も注目が集まったのははるうららさんのお饅頭でしょう。スタッフの方へのお土産とのことで、撮影の許可を求めたら快諾してくださいました。他のテーブルからもカメラやスマートフォンを片手に人がわらわらと集まってきます。

もう一つ、参加者へのお土産として一番インパクトが大きかったのは夢蔵さんのタオルハンカチ&コースター。

これでもかと主張する「夢蔵」という文字と、ハイランダー男性のスクリーンショット。あまりの衝撃に、言葉が出ませんでした。
夢蔵さんとは前々からDMで待ち合わせのことなどを確認していたのですが、その際にこんなことを言っていました。

やばいよーリアルだとめっちゃ普通の振る舞いだから期待に応えられるか不安ダヨーw

確かに、ゲーム内やTwitterでは全てをネタと笑いに変える力を持っていても、実際に会うとごく一般的なサラリーマンということは珍しくありません。普段の生活では出せない力を、ネット上では発揮できる人もいます。
しかし、夢蔵さんに限って言えば絶対そんなことはないなと思いました。彼はその場にいるだけでみんなを笑顔にする力を持った光の戦士でした。

その他、光の戦士たちの愉快なお土産はフェーズ6「お土産の話」で語ろうと思います。

みんなでわいわいと盛り上がっている中、スタッフの方々は慌ただしく準備をしています。その中に、チェックの赤いシャツと見覚えのある髪型の後ろ姿が目に入りました。

あれは…吉P…!!!!

竹のような〜中略〜不思議なパーティションの隙間から、吉田直樹さんの姿を伺います。お隣にはモルボルさんもいます。
なんの予兆もなくいつの間にか居たので、吉P登場!!!という感じは全くありませんでした。そんな感じで登場のエピソードもないのでここに書く文字数も減ってしまいました。予兆のない攻撃は、エンドコンテンツにはつきものです。

いつの間にか生放送開始の時間が近づき、いそいそと観覧席に向かおうとします。私はうっかり経路を間違えそうになるというミスをしてしまい、スタッフの方に止められてしまいました。ごめんなさい。
観覧席からは各企業や著名人、ユーザーから送られたスタンド花がよく見えました。
まだ開始まで時間があったので、近くにいたスタッフの方の許可を得て撮影させてもらいました。

どうしても撮影したかった理由は、私がよく参加しているオフ会「GOD†PARTY」からお花が届いていたからです。主催のKinaさんセレクトの白とグリーンの品の良い花は、とてもいい香りがしました。光のお父さんで有名なマイディーさんのFCから送られた花と仲良く並んでいます。
カラーや花材が右下の「有頂天7区荘」とモロかぶりなのは気にしてはいけません。

無事任務を終え、達成感とともに観覧席につくとぼんやりしているうちにあたりの空気がぴりぴりとしてきました。例の赤いソファには吉田直樹さんやモルボルさんが座ってモニターやカメラを確認しており、もうすぐ放送が始まるというのがわかります。
やがて始まるカウントダウンに、私の方まで緊張してきました。

みなさんこんにちは。ファイナルファンタジーXIVコミュニティーチームのモルボルこと室内です

おなじみのフレーズとともに始まる放送に、緊張感はどこかにとんでいってただただ聞き入っていました。マイクを通しての音声なので、集中していないと聞き取りづらいのです。

ここから先は皆さんも知る通りの放送内容なので割愛しますが、その代わり放送に映っていない部分の話を。
普段のPLL等とはかなり規模が違うと思いますが、14時間生放送はかなりしっかりした設備で放送されていました。撮影してはいけないスタッフさんもたくさんいるのでその設備を写真で紹介することはできませんが、よくわからない機材が机に並び、その下にはそれらを繋ぐものすごい数のコードで床が埋め尽くされるほどです。
真剣な表情で仕事をしている人もいれば、放送の内容に合わせていろんな表情をしている人など、様々でした。時折番組に入る笑い声もそのスタッフさんたちのものです。

私たち参加者にも見えるように置かれたモニタにはニコニコ生放送のコメントが流れており、リアルタイムで視聴者の反応を知ることができました。カメラには写っていませんが出演者の前にも同じくモニタが置かれており、コメントの内容に対して回答したり反応したりといった様子が放送中にも見られたと思います。
そうした視聴者の反応も番組の一部となっていて、一緒にいるわけではなくてもみんなで作っている放送なんだなと感じました。

そんな感じで周囲を観察しつつの観覧だったため、出演者の方の言葉があまり頭に入ってこない場面も多々ありました。また、スクウェアエニックスの一番偉い人を見ているとFFXVの特番を思い出してしまい、せっかくモデリングデータがあるならFFXIVの中でも戦ってみたいなぁと思ったりもしました。

またしてもぼんやりしているうちにオープニングが終わり、はるうららさんと零式トークなどをしているうちにご飯の時間がやってきました。
阿闍梨餅をいただいたとはいえ、空腹状態だった私には待ち望んだ時間です。
やがて配られたお弁当は、エオカフェ特製の特別なお弁当でした。

たちまち始まる撮影大会。光の戦士たちは非常に女子力が高く、フォトジェニックでインスタ映えのするお弁当を真剣に撮影します。
中にはそれ、パパラッチ用ではありませんか?と聞きたくなるような長大なレンズで撮影する猛者もいます。その姿は、とてもお弁当を撮る姿とは思えません。

夢蔵 ※キャラクター性を維持するため、一部加工を加えております。ご了承ください。

カメラ一つで話題を掻っ攫っていく夢蔵さんにかすかな嫉妬を覚えた私でしたが、この姿を見て別にこういう方向性で注目されたいわけではないと思い直し、エオカフェ弁当攻略へと踏み出しました。
エオカフェ弁当は愛情たっぷりのお弁当でした。私が一番好きなメニューであるマヒマヒのフィッシュ&チップスが入っており、とても嬉しい気持ちになりました。
他にもハンバーグやシヴァ漬けなどが入っており、バリエーション豊かなおかずを楽しめました。

デブチョコボの顔をしたピラフの横にフライドチキンがあったり、反対側には出し巻き卵があったりと、非常に悪意を感じる組み合わせに戸惑いつつも、攻略に取り掛かります。出し巻き卵の上にのったぺらぺらのうす黄色い何かはよくわからずにとりあえず口に入れてしまいましたが、後々みなさんのレポートを見ているとチョコボの形をしていたようです。全く気付かずに食べてしまいました。それだけは本当にごめんなさい。

マヒマヒの上にのったサボテンダーは食べられるのかと聞くと、ざきぬふさんから「食べられるよ」との返答がありました。しかし、私はざきぬふさんの言葉を信じることができず、躊躇してしまいました。彼は、私を騙そうとしているのかもしれない。食べたら笑われるかもしれませんし、バトルボイスのネタにされてしまうかもしれません。
しばらく逡巡していると、隣のちゃいさんが食べられると思うよと言ってくれました。ちゃいさんは優しくて真面目な人なので信じることができ、私はやっとそれを食べることができました。
何でできていたかよくわかりませんが、ポテトのようなものだったと思います。割と美味しかったです。

昼食を挟みつつ田中理恵さんの美脚を眺め、優しい声にリポーズをかけられそうになったり、PLLを見たりしました。
PLLに出演されていた松野さんはグッズを可愛らしく持って微笑んでいたりして、とても素敵な方でした。

時系列は忘れましたが、多分お弁当を食べたあとくらいにとある事件が起こったことをお伝えしなければなりません。
私が離席状態から復帰したあと、目の前の夢蔵さんはなぜかパンツを握りしめていました。なぜこのような場所でパンツを?と疑問が浮かびましたが、問いかけるのも躊躇われて私は思わず目をそらしてしまいました。
しばらくして帰ってきた夢蔵さんは、祖堅さんにサインをしてもらってきたと興奮冷めやらぬ様子でした。なんと、パンツにサインをしてもらったようです。

なるほど夢蔵さんらしいとその場は収まり、再び雑談が始まります。みんなのフォトブックを見たり、お土産談義などが繰り広げられる中、いつの間にか離席していたはるうららさんから小さな悲鳴があがります。 驚いた周囲の人々の注目が集まる中はるうららさんの視線の先を追うと、そこには一枚の純白のパンツが置かれていました。
なんと、夢蔵さんははるうららさんの席にパンツを放置してどこかへ行ってしまったのです。
周囲の人々の説明ではるうららさんは納得したようでしたが、誰だって自分の席にパンツが置かれていたら驚いてしまいます。私ははるうららさんをとても気の毒に思いました。
帰ってきた夢蔵さんが人の席にパンツを放置してしまったことを知ると、恥ずかしそうに微笑んだのでした。

いよいよ、招待者にとってはメインのイベントとなる「座談会」の時間がやってきました。例のゴッゴッゴッという音とともに休憩ブースに吉田直樹さんが現れます。もし私が部下だったら、この音を聞いただけでTwitterを見るのをやめて仕事をしているふりをすることでしょう。

座談会の会場へ行く前に、お待ちかねの「かいはつしつ」の見学ツアーがありました。吉田直樹さん自ら案内してくださり、かなり丁寧に各部署の説明をして頂きました。
「かいはつしつ」は相当広いフロアにたくさんの机が並んでおり、圧巻の一言。
壁のホワイトボードにはなんやかんや書かれていたりしてそれはそれはもう大変。とても重要な情報が隠されていたりいなかったり、ともすれば無意味なような気もしなくもないあれやこれや色んなことが書かれていたようなそうでもないようなきっとそうだったりそうじゃなかったりするはずです。とにかく机がたくさんあってそれはデスクでありdeskなのです。詳しく書いたら消される!!!!!

一通り儀式が済んだ後、我々は最初に案内されたおしゃれ会議室へと導かれました。
先ほどとは違い、机の上にはネームプレートが置かれています。席順を見ると、割と親しい人がひとかたまりにされているようでした。私たちの交友関係は筒抜けのようです。
私とろこぺこさん、ちゃいさんとでにーさんが同じグループにされているのは納得がいくのですが、そこに夢蔵さんが含まれていることに非常に驚きました。

私とゆめちゃんって同じカテゴリなの…?

夢蔵さんはおもしろ動画が非常に有名で、♥どきどきナースの診察室♥仕方ないだろ、俺はいなりだと思っていたのだからというタイトルからして非常にあやしい記事などが掲載されたブログを運営しています。
対して私は言葉少なくただ装備のスクリーンショットを並べただけの非常におとなしいサイトを運営しています。靴の特集がコミュニティ放送で紹介されたことがあるよ!
私たちのどこに共通点があるのか?どちらかというとざきぬふさんの仲間じゃないの?いけないと思いながらも、疑念と不満でいっぱいになってしまいました。

同じカテゴリだよ

全てを包み込むような穏やかな微笑みを浮かべて、夢蔵さんはそう言いました。私の失礼な発言にも動じません。さすが、ハイランダー男性は懐が広いようです。
それでも引っかかるところはありましたが、多分同じサーバーでひとまとめにされたのだろうということで無理矢理納得しました。

私の葛藤をよそに、粛々と座談会が始まります。
建前としては吉田直樹さんとユーザーのオフ会とのことですが、日頃からあれこれ鬱憤やら要望やらが溜まっている我々と和やかな雑談で終わるはずもなく、一人一つずつ質問をするという形で行われました。
事前に記入した質問用紙からモルボルさんがランダムに選び、質問者の自己紹介、モルボルさんによる質問の読み上げ、質問者による補足や吉田直樹さんによる回答という順番で進んでいきます。

PLLの質疑応答では割とバトルやシステム的な質問が多いですが、座談会ではテーマなどの制約がないせいか他では見ない自由な発想の質問が多かったように思います。
質問のたびに吉田直樹さんが変顔をしたり、モルボルさんが微笑んでいるのが面白くて、そちらの方が気になりました。
全ての質問に対して丁寧に誤解のないよう慎重に言葉を選びながら返しているのが印象的でした。できないことは何故できないかはっきりと理由を言い、またこういうものなら可能という代替え案を出し、なるべく不満が残らないように回答してくださっていたように思います。

座談会に限ってではありませんが、会話を録音していたわけでもメモしていたわけではありませんので、すべての発言は言い回しが事実と異なる場合があります。また、私が受け取ったまま感じたままに書いているので相手の思っていたニュアンスと違う可能性もあります。
その点ご了承いただきますようお願い申しあげます。

さて、肝心の私の質問ですが、ずっとずっと心の中にあって、いつか本人にぶつけてみたかったものを選びました。
前置きが非常に長いのですが、要約すると「零式がどんどん簡単になってしまって、この先どうなっちゃうの?」というもの。
おそらく私は装備をおしゃれぶって紹介するサイトとして呼ばれているので、そんな質問が期待されていないことはわかっていました。きっと、もっと装備など見た目に関する質問の方が良かったと思っています。
非常に個人差のある意見でしょうし、袋叩きにあい晒しあげられること間違いなしです。
二度と公式で取り上げられなくなる可能性もあります。
それを覚悟してでも私は聞かずにはいられなかったのです。

天動編から零式の難易度が大幅に下がり、クリアする達成感や高揚感が無くなってしまった。現在零式は高難易度コンテンツという位置付けが確立されていないと思っているが、現状をどう捉えているのか聞きたい

モルボルさんによって読み上げられる質問に、吉田直樹さんは苦い顔をして呟きます。

どっちやねん…どっちやねん…

挑発的な文面にしたこともあり、あまりいい顔をされないのはわかっていました。しかし、これも作戦の一つ。本当に効いていたかはわかりませんが、少しでも引っかかりを持ってもらえるようにあえてこの言葉を選びました。

難しいと簡単にしろって言われるし、簡単だと難しいと言われる…

吉田直樹さんの苦悩と葛藤の一端が見えてきました。
誰にとってもちょうどいい難易度なんて存在するはずがありません。私としてはもっと難しくしてほしいという要望を含む質問でしたが、それがそのまま叶えられるはずもないのはわかっていました。それだけで叶えられたらゲームがぐちゃぐちゃになってしまいますしね。
そこで、質問外に伝えたかったことを伝えることにしました。

私は大迷宮バハムートが好きです。FFXIVが初めてのオンラインゲームで、2.0からプレイしています。
エンドコンテンツは上手い人がやるものだと思っていましたが、友達に誘われてやってみたらやっぱり難しくて、何度も心が折れそうになりながらも頑張って挑戦したらとても楽しかったのです。
ヒールの難しさやギミック処理の難しさ、装備の重要性、クリアする喜びも全てバハムートで知りました。
今はそれがどんどん簡単になってしまっているので、とても残念に思います。

それを伝えている最中、吉田直樹さんの表情が変わっていったように思いました。単純に難しくしてほしいわけではなくて、エンドコンテンツとして大迷宮バハムートがとても好きだった、その上で今の零式の立ち位置を残念に思っているということを伝えたかったのです。

実はこの質問をするために、私が参加しているオフ会、GOD†PARTYのみんなと事前に作戦会議をしていました。4.1の高難易度コンテンツをお楽しみください、と返されてしまって質問が終わってしまうだろうと想定していたので、そうならないようにと質問の仕方と予想される返答とそれに対する返し方を議論しました。
この座談会に招待される前から零式の難易度に対する話はしていたのですが、実際にそれをぶつける機会を得た事で、私は臆してしまいました。しかし、前々回の招待者であり冷静な参謀役であるめてゐさんの激励によって気持ちを持ち直しました。

作戦会議の様子

作戦内容として出た案はいくつかありましたが、理詰めで私が勝てるはずはないので、まず零式に対する意見をぶつけた上で私が思っていることを伝えるというシンプルな方法をとることにしました。
「高難易度コンテンツという位置付けが確立されていない」というキーワードは、私ではとても思いつかなかったでしょう。実際言葉にするとなかなか厳しい言葉に聞こえました。

自分の思っていることを伝えるというのは思っていたよりも難しく、うまく伝わるか非常に不安でしたが、バハムートの話をしている時にモルボルさんがうんうんと頷いてくださっていた事にとても勇気付けられました。
そして、4.1の高難易度コンテンツをお楽しみくださいという返答を封じるために、こう付け加えました。

絶は侵攻編零式並みの難易度という話ですが、それだと難しすぎるように感じます。

ちょうどいい難易度の話をするとどこまでも平行線になってしまいますが、ここで引き下がっては何も得られません。私には侵攻編や律動編くらいの難易度がちょうど良く感じました、と伝えました。その時の吉田直樹さんの反応は、ほ、ほう、といったような少し驚いたような表情だったので、きっとあまり聞かない意見なのでしょう。
私は早期攻略勢ではありませんし、タイムアタックや縛りプレイなどができるような上手いプレイヤーでもありません。自分の実力よりも高いところにある壁を乗り越えるために仲間と話し合い、協力していく事に醍醐味を感じており、時間がかかったとしてもILが上がったり慣れによっていつかはクリアできる難易度を好ましく感じていました。
現に律動編攻略には数ヶ月を要しており、緩和前にクリアできたとはいえ決して早い攻略ではありませんでした。
しかし、その苦難を乗り越えた末に今の固定の仲間がいて、彼らとなら次の零式を楽しめるだろうと思っていた矢先の天動編の難易度だったので、とても寂しく感じました。緩和前にクリアできたらいいねくらいを目標としている私たちの固定でも一ヶ月経たないうちに攻略が終わり、みんな固定の日以外はログインしなくなってしまいました。フレンドリストを見ても、火曜日以外はとても人が少なく感じます。
その流れはデルタ編でも変わらず、いつもとても寂しく感じています。私も火曜日以外ログインしていませんけどね。

侵攻零式並みとはいえ、ILが上がらない事も含めての難易度なので…うーん、表現が難しい…

今までと比較する事が出来ないからなのかネタバレ防止かはわかりませんが、吉田直樹さんは非常に言いにくそうにしていました。

我々の答えは一旦絶に入れたので、絶をプレイしてからフィードバックをください

結局、予想通りの回答をいただく事になってしまいました。蛮神吉田直樹に挑むには、どう考えても力不足だったようです。
思っていたよりも多くの会話を引き出せた事と、百面相を拝めたというのをお土産にしようと多少強引に納得して、それ以上食い下がるのをやめました。かなり時間を使ってしまったので他の参加者の方から恨まれていないかなと少しだけ気になりました。

その他、各質問と回答ははるうららさんの動画が非常に詳しくわかりやすいので、そちらをご覧いただくと雰囲気も伝わると思います。

また、ざっくりと要点だけ知りたいという場合はねこ夫とクマーさんの【FF14】4周年記念14時間生放送「座談会」内容まとめ! 種族ヴィエラや男のバニー装備、鎖国の解除予定などの記事がおすすめです。

私のとても真面目な話ばかりしていても面白くないので、特に気になった参加者の方の質問をいくつかご紹介します。順番はバラバラです。

まずはざきぬふさん。質問は「ヴィエラの実装予定はありますか?」という、私も気になるものでした。まさかざきぬふさんが真面目な質問をすると思っていなかったのでとても驚いたとともに少し感心をしました。やるときはやるエレゼン男性です。

なんども聞かれているだろうこの質問に、吉田直樹さんはうーんと苦い顔をしていました。雲行きが怪しいです。しかし、そこで引き下がるざきぬふさんではありません。

私のFCにエレゼンの女性がいるのですが、彼女はいつもすごく薄着で…バニーの耳をつけているんですね

ざきぬふさんの語り口に、吉田直樹さんだけではなくその場の全員が聴き入ります。
これは、バトルボイスだ…!!

いつもずっとその格好をしていて…。それである日、理由を聞いたんです。どうしてそんな格好をしているの?と。
そうしたら、彼女はこう答えたんです

彼は一度そこで言葉を区切り、少し目を伏せて言いました。

ヴィエラになりたい、と

続く言葉は、それはとてもとても哀愁漂うものでした。

私にはそれがかわいそうで、それ以来彼女を見ていられないのです…

ざきぬふさん

聴衆を引き込むバトルボイスは、私たちを笑いの渦に巻き込みました。
きっと「ヴィエラの実装」については何も言えない部分が多く、あまり聞かれたくない質問だったと思います。実際に質問が出た途端、どんよりした空気になりました。
それが一気に払拭され明るい雰囲気になったのはざきぬふさんの才能に他ならないと思います。 吉田直樹さんも笑いながら「まだ実装についてははっきりした事が言えない」と答えていました。

悩んでいるのはプレイヤーのヴィエラのイメージがFFXIIのフランだろうということ、それではミコッテとかぶってしまうのでどう差別化するかという点だそうです。それを聞いた私はヴィエラはスレンダーかつおしりがぷりっとした大人っぽいイメージで、ミコッテと全然違うのではありませんか?と思ったのですが、突っ込むのは野暮というもの。ここで突っ込んでおきます。
吉田直樹さん個人的には完全に獣人っぽい種族を追加したいようですが、それがファイナルファンタジーかと言われると悩ましい…といったところでした。

あと一つ懸念しているのが、男のヴィエラは必要かという点。それにはうさぎおじさんさんが非常に熱心にそれはもう熱い気持ちを込めて食いついていました。

私がオスッテを使っているのは、ヴィエラの実装を待っているからなんです

吉田直樹さんはそれにもうーんと悩んだ様子でした。

でも、ケモノでかっこいいとミコッテとかぶってしまう…かっこよくないとだめなんですよね?

当たり前じゃないですか

間髪入れず、何を言っているんだといわんばかりのうさぎおじさんさんの言葉は、直前のバトルボイスが霞んでしまうほどにとても強く私の心に残りました。ざきぬふさんは完全に聞き役になってしまっています。

かぶるといいますが、ミコッテは背が低いですよね

うさぎおじさんさんは更に追撃をかけます。かっこよくて背が高いうさ耳の男性種族。属性盛りだくさんです。
それに対しては、吉田直樹さんはちょっとドヤ顔をして答えていました。

あぁ、それはイケメンで背が高いと僕がムカつくので、弱点として残しました

天は二物を与えずと言いますが、吉田直樹さんも二物を与えないようです。神の嫉妬により不幸な人生を送った人物は神話にも描かれていますが、ミコッテ男性もそのような宿命を定められているようです。

最終的に吉田直樹さんがとても悩んでいたということで、ヴィエラの実装については締めくくられました。

次に焼酎うめぇさんの質問。焼酎うめぇさんは死んだらハゲルガファンタジーXIVで有名なルガディン男性です。先立って行われた招待者の交流会で、夢蔵さんと出会った瞬間からぬるぬるしていたこのお方。

どんな質問が飛び出すのかと思えば、ざきぬふさん同様とてもまともな内容でした。
「カットシーンで使われているエモートを自分で使えるようにならないか」、という質問。

かくかくしかじかとか、何かを調べる時のまさぐる仕草が使えたら、動画作成が捗るのですが

動画制作をされている方ならではの質問でした。疑ってごめんなさい。
しかし、問題はその時の焼酎うめぇさんの仕草。相手に伝わりやすく、わかりやすいようにと「かくかくしかじか」と「まさぐる」を実演してみせたのです。それはもう見事なまさぐりっぷりで、吉田直樹さんは笑いながらそれに答えました。

まさぐるは先ほどの動きでもわかるように危ないんですよね

私もそう思います。ただでさえ、黒魔道士の抜刀ポーズで遊んでしまう人もいるのですから、まさぐるなんて与えたら大変なことになってしまいます。
みんな納得の表情です。

いくつかのエモートや表情などは実装の予定があるようなので、きっと焼酎うめぇさんも満足したことでしょう。おめでとうございます。

焼酎うめぇさん

最後に気になったのはやはり夢蔵さんの質問。これはTwitterなどでも話題になっていたので、このブログをお読みの皆さんはすでにご存知のことでしょう。
私を含めて他の方の紹介では省いてしまいましたが、座談会ではまず質問の前に軽い自己紹介をします。夢蔵さんは、その段から夢蔵らしくあろうと振舞っていました。
ふと、私はとてもとてもまるでダルメルの首のように長い座談会の休憩時間に聞いた夢蔵さんの言葉を思い出します。

ブログの名前、変えておいてよかったよ〜。be動詞のなんとかかんとかって長くて俺自身覚えてないもんね

確かにそうだね、ZENRA COMPANYもどうかと思うけどね、と思ったのはここだけの秘密にしておいてください。
しかし、夢蔵さんは自己紹介でこう言ったのです。

チョコボサーバーで変な事をごにょごにょやってます夢蔵です。元々は英語を学ぶためFF14を始め…

そこで、夢蔵さんは指を折りながら一生懸命にブログの名前を言いました。

be動詞すら、知らない俺が、海外美女と、エタバンするまでの軌跡、というブログを書いていたのですが、1ヶ月ぐらいで海外美女は無理だと悟ったためZENRA COMPANYというブログ名に変更しました

言えたじゃねえか。
私はノクティスを見守っていたグラディオラスの気持ちになり、心の中でそう呟きました。
直前にフラグを立てておいて結局言うんかいとも思いましたが、モルボルさんが優しい笑顔で頷いていたので、私もつられて笑顔になりました。あそこまで仕込みとは、実に夢蔵さんらしい。
そして、質問用紙を見ながらふふっと笑ったモルボルさんが、質問内容を吉田直樹さんに伝えます。

ハイランダーの胸の突起は何なのでしょうか?という質問です

夢蔵さん

今まで誰もしなかったであろう質問に、笑い声があちらこちらで聞こえました。
私はその時まで、ハイランダー男性の胸に突起があることなど知りもしませんでした。
私はミコッテの女性を使用しているので彼女たちのことはよく知っていますが、ハイランダーの男性はルガディンの男性よりは細身で、ミッドランダーの男性よりは頑強であるということしか知識になかったのです。そのことに、ほんの少しだけ罪悪感を抱きました。

他のどの種族を見ても、あの突起が付いているのはハイランダーだけなのです。一体あの突起はなんなのでしょうか?

夢蔵さんは、真剣な眼差しで吉田直樹さんに問いかけます。
彼がどんな思いでこの質問をしたのかは、この時の私には知る由もありません。その熱い思いについては夢蔵さんのレポートで垣間見ることができます。

キャラモデルを担当した者の趣味だと思います

笑いながらもはっきりと、吉田直樹さんは答えました。私なら、もっと簡潔に分かりやすく言っちゃうと思います。それはあれですと。
しかし、それだけでは終わらないのはさすが百戦錬磨の吉田直樹さん。圧倒的な語彙力と発想力で夢蔵さんに素晴らしい答えを与えます。

他の種族にはないものをあえてつけているということは、そこに確固たる意思があるのでしょう

そして吉田直樹さんは笑いさざめく参加者たちを見ながら、ふと思いついたようにこう付け加えました。

むしろ、あの突起の名前は「確固たる意思」、ということでいいと思います

こうしてこの記念すべき日に、ハイランダー男性の胸の突起の名前がついたのでした。
めでたしめでたし。

座談会の最中にメイン放送に出ていたという南條愛乃さんの気配が微塵も感じられない生放送の会場に戻ってくると、とうとうあの時間が近づいてきました。
会場からはどことなくそわそわした気配を感じます。
私は夢蔵さんと一緒に素早く観覧席に陣取り、その時を待っていました。
Twitterでリプを返したり、グループDMに敗戦の様子などを伝えたりして一息ついていたら、隣にメガネ美女が現れました。参加者にいなかった気がして誰だろうと思っていたら、挨拶とともに名刺をいただきました。

イラストレーターの皆川史生さんでした。
ふかふかの紙に全面型押し加工のリッチな名刺を撫で回していると、隣の夢蔵さんと名刺交換をしていた皆川史生さんが興奮気味に夢蔵タオルを手にしていました。
皆川史生さんはハイランダー男性がとてもお好きなようで、即座に夢蔵さんとマッスルトークが始まります。

皆川さん:ハイランダーを後ろから見たときの筋肉がすごく好きで…

夢蔵さん:わかりますわかります

全くわからない私はその光景から目を逸らしましたが、近くにいたむーむーさんもなんとも言えない顔をしていたので、きっと同じ気持ちだったのでしょう。私は頷くエモートをして、再びTwitterを監視する仕事に戻りました。

しばらくしてお手洗いに行きたくなった私は一度離席して、再び戻ってきたら例の赤いソファ前に人だかりができていました。
何だろうと思っていると、夢蔵さんがこっそりと教えてくれました。

TERUさんがいるよ

えっどこどこと人だかりを伺っていると、ソファに座っているむっきーさんの姿が見えました。
吉田直樹さんに続き、またしても私は登場シーンを逃してしまったようです。

むっきーさんは多くのスタッフに囲まれながら、何かを答えたり、スタイリストらしき人に袖のまくり具合を調整されたりしながら、にこにこと楽しそうにノートパソコンを触っていました。
その時は知らなかったのですが、この記事を見る限りおそらくその場にマイディーさんがいたのだと思います。私は手前にいた背が高くてシュッとしたスーツの男性に釘付けだったので、マイディーさんらしき人物の姿は全く覚えていません。でも多分、その方がみんなにとっても、マイディーさんにとってもいいのでしょう。

観覧席からステージはかなり近いですが、かなり声を張らないと届かないくらいの距離はあります。むっきーさんやスタッフさんたちの声はほとんど聞こえませんでしたが、むっきーさんが大爆笑する声ははっきりと聞こえました。
生の声もかっこいいんだなぁと思いつつ様子を伺っていると、ニコニコ生放送を映したモニタのコメントが、やや不穏な雰囲気。
どうやらサブ放送の隙間から、ステージが見えていたようです。
確かにサブ放送の映像に、観覧者が横切る姿が映り込んでいたのが気になっていたのですが、むっきーさんも映り込んでしまった様子。
気づいたスタッフさんによってさっと隙間が閉じられる様子を天岩戸と表現する光の戦士のコメントに笑いつつ、放送開始を待ちました。

放送内容についてはみなさんの知るところだと思いますので特別触れませんが、放送前も後もむっきーさんは非常に楽しげで、常ににこにこしていました。周りのスタッフの人は緊張感を持って忙しく働きつつも萎縮した感じは見受けられず、スムーズに進んでいたように思います。他の放送に比べて非常に細かくチェックなどが行われていたのが印象的でした。

むっきーさんの出演が終わった後、やっと空き時間ができたのでホテルのチェックインへ向かうことにしました。
外に出るにはスタッフさんの付き添いが必要で、また中に入る時も同様でした。
とあるスタッフの方に付き添ってもらったのですが、この時にとても嬉しいことがありました。内容的にここに書くことはできないのですが、とても温かい気持ちになったということがその方に伝わればと思います。

予約していたホテルは思っていたより近く、すぐに見つけることができました。
中に入るとフロントに見覚えのある後ろ姿が見えました。

あれは…カユさん…!!

チェックイン中と思われるカユさんに声をかけるのが憚られ、後ろ姿を見守るストーキングを行ったのち、自らのチェックインを済ませました。 ホテルの部屋は特別広くもなく一般的なビジネスホテルといった感じでしたが、ほぼ寝るだけなので何の問題ありません。
荷物を整理しつつちょっとだけ休憩しようと思って寝転がったベッドが思いの外心地よく、そのまま眠りそうになってしまいました。

しかしここで寝ては30分後に帰ると約束したスタッフの方に迷惑がかかってしまいますし、みんなを心配させてしまいます。
私はリヴァイアサンマグナとティアマトマグナを討伐してからスクウェアエニックスに戻ることにしました。

先ほどのスタッフさんに連れられ雑談をしながら生放送の会場に戻ると、休憩ブースはなにやらまったり…というよりはぐったりした雰囲気でした。みんな、疲れがピークに達しているようです。
私がいない間に配給があったらしいお弁当を受け取ると、疲れにあまり食欲がわかないまま少しずつお弁当を食べました。家で普段食べる安物の鮭とは違うしっかりとした銀鮭を味わいつつ周りを見ていると、休憩ブースにいる人々は死んだ顔をしています。
中には開発スタッフにインタビューをしている元気いっぱいの人もいたようですが、割と多くの人が疲れを隠せない表情をしていました。

ここまでくると、みんな口数が少なく、ネタも尽きてくる頃です。
私はそこで、仕事が切羽詰まっている時におまじない的に飲むとあるドリンクの存在を思い出しました。
赤い牛が飲みたいと主張する私に、夢蔵さんが自販機で売ってるよと教えてくれました。
生放送の会場には自動販売機があるのですが、赤い牛まで売っているとはさすがスクウェアエニックスです。
飲んだら少しHPが回復した気がしました。

そしてその頃、誰が言い出したのか唐突に公式フォトブックへのサイン会が始まりました。
はるうららさんは自分の生首が大きくうつったページに、困惑しながらサインを入れます。

サインなんているの…??

欲しい欲しいという周りに押されて、自分のページに次々にサインを入れていきます。
その様子をニヤニヤしながら見てると、私にも冊子が差し出されました。
実際頼まれるとはるうららさんの気持ちがよくわかりました。小っ恥ずかしい!!

手が空いた夢蔵さんにサインを頼むと、神妙な面持ちでサインしてくれました。
一筆一筆しっかりした筆運びですが、それに何やら違和感を覚えます。
夢蔵さんはひらがなでサインをしていたのですが、そこに書かれていたのは「め」の文字。なぜ二文字目が書かれているのだろうと思いましたが、夢蔵さんには何か考えがあるのだろうと思って黙って見守りました。

あっ…

夢蔵さんから小さな呟き聞こえます。
続けて「め」と書こうとして途中で気づいたのでしょう。そこには、「めし」の文字がありました。

疲れがピークに達していた時間です。夢蔵さんも赤い牛を飲んだとはいえ、疲れ切っていたのだと思います。
しかし私は思わず夢蔵さんを責め立ててしまいました。
なぜ一文字目がめなのか。めしとはなんなのか。このサインは誰のものなのか。
憤る私を申し訳なさそうな表情で見た夢蔵さんは、意を決したように再びペンを動かし始めました。

大丈夫大丈夫

全く大丈夫ではなかったサインでしたが、これも思い出の一つとして仕方なく納得しました。この日は仕方なく納得しなければならないことが多く、一つ大人になれた気がします。

休憩ブースにいた他の人々にもサインを頼むと、みんな困惑しながらも素敵なサインを書いてくれました。
その中の一人、クロウオブビーストを装備したスイレンさんはかいはつしつの案内の時にものすごく高いヒールをはいているのを見かけて、足首がぐきっとならないか密かに心配していた方でした。

スイレンさんはとても優しい方なので、お疲れの様子だったロキさんの分のサインも書いてもらってくれました。
ロキさんは朝の点呼の際に「ヤマモト」と読み間違いをされていてそれ以来少しの間ネタにされていましたが、サインの横に可愛い猫を書いてくれたのでとてもいい人だと思います。
私も猫が好きなので、とても嬉しく思いました。

みんなのサイン

その後のことは、正直あまり覚えていません。
夢蔵さんが2本目の赤い牛を飲んでハイテンションになっていたところを飲みすぎだと咎めたら、翼は二つ必要だという言い分に納得してしまったことは覚えています。
日野社長を見ながら寝そうになったり、皆川裕史さんや祖堅正慶さんにサインをもらったり、装備の担当の方とお話をしたり、招待者の方々と話したりして過ごしていたと思います。

いつの間にか生放送終了の時刻となり、撤収作業が始まりました。
ようやく手が空いた様子の吉田直樹さんに、招待者が列を作ってサインを求めます。
私はサイン用のペンを忘れるという失態を犯しましたが、夢蔵さんに借りて凌いでいました。皆川裕史さんや祖堅正慶さんのサインの時にもペンを借りていたのですが、業務用だというそのペンは乾くのに時間がかかるのか、触ると擦れてしまう代物でした。
すでに皆川裕史さんのサインは擦れてしまっています。大変申し訳なく思いました。

代わりにこっそりうさぎさんのペンを借りて吉田直樹さんにサインを求めると、大きくしっかりとサインを書いてくださいました。
長時間放送に出ていてお疲れだろうと思い、追加の質問等をせずありがとうございますと告げると、吉田直樹さんは笑顔でこう言いました。

ぜひ絶をプレイして、フィードバックをください

私のことをちゃんと覚えてくださっていたようで、座談会の内容をふまえた言葉にとても嬉しい気持ちになりました。
思わず、絶対クリアしてみせますと虚勢を張ってしまうくらいには感動していました。サブ放送での須藤神の言葉や、最近の吉田直樹さんの言葉を聞く限り、私レベルのプレイヤーでクリアできるか怪しい難易度のようですが…。
私の言葉を聞くと、吉田直樹さんは少し驚いたような苦笑いのような顔で頑張ってください、と応援してくださいました。

うまいタイミングで開発陣をつかまえられなかったり、後半疲れてぐったりしていたせいで全然質問などはできなかったという後悔はありましたが、これでもう14時間生放送はおしまいです。
名残惜しい気持ちを抱きながらも、スタッフの方に連れられてその場を去ることになりました。
深夜のビル内は施錠されていて通過できない場所が多いようで、かなり複雑な経路を辿っていたので現在位置が全くわかりませんでした。スタッフさんの笑いを交えた案内に一同盛り上がりながら、短いような長いような1日の締めくくりを楽しみます。

ビル内は必要最低限の照明だけでかなり暗めだったのですが、静かなエレベーターの中、スポットライトのように照らされる姿がありました。

ヨシコです。
いつの間にか名付けられていたこの存在、今まで全く触れなかったのは夢蔵さんが詳しく書き記していたからです。
ろくに写真も撮らず食べもしなかった私が語るにはおこがましいと思い、遠目で見て笑うくらいだったのですが、この時急に存在が気になりました。
ライトに照らされて、ぬめりをおびたような表面があやしく光っています。

途中すれ違ったスタッフさんに半笑いで見られながらも、夢蔵さんはヨシコをそれはそれは大事そうに抱えていました。うまれたばかりの娘を抱えるような、傷付いた恋人を守るかのような丁寧さに、これは非常にいけないことなのですがこの人は本当に馬鹿なんだなぁと思ってしまいました。職務質問されないか心配したのですが、ヨシコがいれば危険な夜の新宿も安全だと言って聞きません。

ようやく外に出られた私たちは、スタッフの方にお礼を言ってビルを後にしました。
各々目的地に向かって散っていく中、振り返るとそこにはヨシコとともに夜の街に消えていく夢蔵さんの姿がありました。
私はそれを見なかったことにして、まっすぐにホテルへの道のりを歩み始めたのでした。

おしまい

招待者のみんな

あとがき
開発・運営スタッフの皆様、この度は4周年おめでとうございます。社内から見てくださってることを知っているのでここに書いてしまいます。
14時間生放送に招待してくださったこと、大変嬉しく思いました。
また、このレポートでも記した通り、当日はとても楽しく過ごせました。直接伝えられなくてごめんなさい。
これからもゲームをプレイしつつ、なにか面白そうなものを見つけたらこのサイトに遠慮なく載せていこうと思っています。
このレポートを読んでくださった光の戦士の皆様にも、いつかどこかで会えますように。

招待者のサインが終わった後くらいの時間だったと思います。
開発スタッフの誰とも話していなかった私の、装備担当の人と話したいなぁという言葉に、夢蔵さんがスタッフを介して引き合わせてくれました。
装備を担当しているのは、アイテム全般を担当しているアイテム班リーダーの林洋介さんです。過去にファンフェスの開発パネルにも出ていた方のようですね。
実はこの時名乗ってもらえなかったので、最後まで名前が分からずに後で調べました。

軽い自己紹介の後、靴ばかりをあつめたページのフォトブック版を受け取っていただきました。

林さん:靴だけ…マニアックですね

その時の反応は少し引き気味だったかもしれません。普段SS加工をしている時に靴はあまり目立たなくて残念だと思っていたので、靴だけ見せるものを作りたかったと説明すると、納得したようなちょっと安心したような顔をしていました。
どうやら靴フェチだと思われていたようです。

林さんとはいくつか質問を交えて会話をしましたが、全てその場でメモをしたわけではなく、記憶を頼りに後で書き留めたものになりますので発言のニュアンス等が違ったり、事実でない場合が含まれている可能性がありますのでご了承ください。

ありす:装備の実装にはどれくらいの時間がかかりますか?

林さん:鎧のような装備一式は、企画からデザイン、モデリングやチェックなどを含めて4〜6ヶ月くらいかかります。水着のような装備はもっと短い期間でできます。
パッチ毎に実装する装備の数はあらかじめ決まっているのですが、(夢蔵さんのお気に入りの)クァールビーチショーツはその中には含まれておらず、おまけで作ったものです。水着は実装が比較的簡単なので。

ありす:ライトニングさんの装備を染色したいです(※これは私の思い違いで、ライトニング装備は染色できます。脚装備の場合ポーチしか染色されないのが不満でした)

林さん:ファイナルファンタジーの過去の作品は様々な兼ね合いがあって難しいです。このシリーズは染色OK、このシリーズはNGなど、いろいろあるんです…。

ありす:リワードボーナスで男性主人公の装備が実装されていますが、ヒロインの装備も実装してほしいです。女性用の装備だけだと不満が出ると思うので、頻度が少なくても構わないので男性キャラクター&女性キャラクターのような形で実装できませんか。

林さん:ティーダとユウナのように男女ともに用意するとなるとかなりの工数がかかってしまうので厳しいです。
吉田さんも言っていたように、男性キャラクターの服を女性キャラクターが着用するのは違和感が少ないので、リワードボーナスでは男性主人公の装備を実装していました。
また、エアリスやキスティスのようなタイトスカートのキャラクターは、FFXIV上では今の所難しいです。技術の進歩によって走ったらスカートもそれに合わせて伸びるような事ができれば、着物装備も含めて実現可能かもしれないですが…。

ありす:過去のシリーズ作品のキャラクターの装備は実装されていますが、髪型は実装されませんか?

林さん:FFXIVでは再現が難しいものや、装備が実装OKでも髪型はNGのものもあります。
また、ベテランリワードではモグレターで届けていましたが、モグレターは一回につきアイテムが5個しか添付出来ないので頭胴手脚足で埋まってしまうので添付出来ないという事情もあったりします。
ちなみにどのキャラクターの髪型がほしいですか?

ありす:ユウナやアーシェの髪型がほしいです。

林さん:アーシェってかなり普通の髪型ですよね?

ありす:普通の髪型がほしいんです。こったものだと、装備と合わなくてすぐ変えてしまうので…。
例えばFF零式の髪型はすごく使いやすくて、ずっと使っています。

林さん:PLLなどで新装備を発表するときの画像は僕が作っているんですが、零式の髪型ばかり使っています。使いやすいですよね。

ありす:手装備の爪は尖ったものしかない(クロウオブビーストのこと)ので、目立たなくてもいいので短くて尖ってない爪がほしいです。

林さん:実装としてはそんなに手間ではないです。(検討しますとは言ってなかったかな…??)

質問と回答としてはこんな感じです。話せるかどうか分からなかったのであらかじめ質問を集めたりまとめていなかったのですが、きちんとまとめておけばよかったな…と後悔しました。過去のFFシリーズの事ばかり聞いてしまいましたしね…。

白魔道士のAF3の頭装備がどの髪型にも干渉しにくいように少し浮かせて作ってある事、クラウドのブーツの靴裏の作り込みなどが素晴らしいと伝えると、とても喜んでくださいました。
プレイヤーは結構細かいところまで見ていますよという話をしたら嬉しそうにしていたので、もっといろんな部分に着目したら作り手も嬉しいのかなと思いました。

林さん、いろいろ教えてくださってありがとうございました。