Screenshot Edit

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前々からずっと書きたいなーと思っていたことの一つに、スクリーンショットの加工の仕方というのがあるのですが、ようやく着手できました。
スクリーンショット加工といってもやり方は千差万別で、トリミングと明るさの補正だけするよという人から絵画のように細かく手を加えて仕上げる人まで様々です。
今回は極力センスや技術を必要としない、簡単な機能だけ使って加工するというコンセプトでご紹介していこうと思います。切り抜いたりとか、描きくわえたりとかは全くしません!
そのため、個性や人目をひく魅力などという点は全く考慮していません。あまり難しいことはやりたくないけどとりあえず加工してみたい、それなりに綺麗に見えればいいよという方にはちょうどいい具合なんじゃないかなと思います。

Photoshop CC2015を使った行程になりますので、そこからまずハードルが高いかもしれませんが無料の試用版がありますので、お試ししてみるのもおすすめです。おそらく、Elementsでも同じようなことはできるはずです。
レイヤーの扱いなど、基本的な機能についての説明は省いている部分がありますのでご了承ください。ショートカットキーについてはWindows及びMac OS両方記載しています。

スクリーンショット画像を用意する

加工したいスクリーンショット画像を用意します。

サンプルとして、なぜ撮ったのかよく覚えてない、特別何かあるわけでもない暗めのものを用意しました。特別な機能を使わずに、そのまま撮っただけのSSです。
この記事では、構図なども全く考慮していませんので、お好きなSSを用意していただいて大丈夫です。
選ぶのが難しいという場合は、この画像と同じように暗めのものを用意していただくと同じような雰囲気で作業できると思います。

Photoshopで開いた後、念のために元画像のレイヤーをコピーして、作業用のレイヤーを作っておくとやっぱり戻したいというときに便利です。保存も忘れないでくださいね!

著作権表記を消す

今回の画像の場合はやる必要がないのですが、ぼかしたりトリミングしたりする場合にかっこ悪くなるので、左下にある著作権表記を消します。※消したままの状態でTwitterなどにUPしてはいけません。面倒でもあとでテキストツールで入れ直しましょう!

使うツールは、「スポット修復ブラシツール」が手軽だと思います。ツールバー(デフォルトの状態だと左にあると思います)から下記画像と同じアイコンを選択して著作権表記部分の上をなぞってみてください。マウスでゆっくり横に動かす感じで大丈夫です。

その際、ウインドウ上部の「種類」の項目がコンテンツに応じるが押下された状態であることを確認してくださいね!

このツールは画像の状態から自動的に判断して「余分」なものを消してくれて結構精度も高いのですが、境界がはっきりしている画像は苦手で、あまり綺麗に消えないときもあります。その場合は自分でサンプルを取りながらなじませることができる「スタンプツール」の方が適している場合がありますが、慣れないとちょっと癖があるツールなので、初心者には「スポット修復ブラシツール」がおすすめです。

このSSの場合はランダムな凸凹のあるテクスチャが貼られた壁なので、違和感なく綺麗に消せました!

FF14のスクリーンショットの著作権については、こちらを確認してみてくださいね。(Webサイトなどはページ全体に1箇所の表記でOKとのことなので、当サイトについてはフッターに記載しています。)

画像の補正を行う

このままのSSでは暗くてキャラクターが埋もれてしまっているので、明るさなどの補正をしていきます。
補正をする方法はたくさんありますが、ここでは操作のわかりやすい「Camera Rawフィルター」を使用した補正の方法をご紹介します。Photoshopの機能ですので、GIMPやその他ソフトウェアではトーンカーブや明るさ・コントラストで補正することになると思います。

メニューからフィルタ>Camera Rawフィルターを選択します。このとき、補正をしたいレイヤーを選択した状態で行ってください。

Camera Rawフィルターの画面です。色々項目があって難しく感じられるかもしれませんが、プレビューが表示されるので触りながらどうなるか確認していってくださいね。
画像の状態によって適切な数値は変わってきますので、左に表示されたプレビューを見ながら各項目を調整していきます。
ついつい元の画像から変化させたくてやりすぎてしまうと思いますが、ちょっと物足りないかな、くらいの控えめさがちょうどいいです。極端な状態は、センスが問われます。

どうすればいいのかよくわからないという人は、「明瞭度」を少し+の方向へ、「ハイライト・シャドウ・白レベル・黒レベル」も様子を見ながら+へスライダーを動かしてみてください。
明瞭度を先に触るのは、全体の印象が変わるからです。数値がプラスになるほどくっきりとした画像に、マイナスになる程ぼやぼやした画像になります。
いずれの項目も、やりすぎると白飛びしすぎ、黒く潰れすぎ、のっぺりした画像になりがちなのでほどほどに、を心がけてやってみてくださいね!

満足のいく状態になったら、一度右下のOKを押します。

ちょっと明るくなりました。どれだけ変わったか、補正後のレイヤーを非表示にして元画像のレイヤーと比べるとわかりやすいと思います。

画像をなめらかにする

次に、画像をなめらかにします。これもいろいろやり方があってそれぞれ特徴もありますが、今回は「Camera Rawフィルター」の機能を使います。作業用のレイヤーを選択した状態で、先ほど使用したCamera Rawフィルターを再び開きます。
慣れている人は、色の補正と一緒にやって大丈夫ですよ!

Camera Rawフィルターウインドウの右側に幾つかアイコンが並んでいるので、その中から三角を二つ重ねたようなアイコン「ディティール」を選択します。今回は左側のプレビュー画像を拡大した方がわかりやすいと思うので、プレビュー画像の上でクリックして画像を拡大します。※拡大されない場合は、ウインドウ上部の虫眼鏡アイコンがONになっているのを確認してからやってみてください
まず、ノイズ軽減の方のスライダーを操作します。ノイズ軽減の「輝度」のスライダーを右方向に動かします。一緒に「輝度のディティール」も右に動くと思いますが、気にしなくて大丈夫です。
右に動かすと、画像がつるっとした感じになると思います。これも好みがあると思いますが、私はいつも50以下に設定しています。元のテクスチャを大幅に損なわないようにしつつ、適度にノイズを抑えられるポイントを探しながらやるといいんじゃないかなと思います。

その後、上段のシャープの「適用量」を右に動かします。これでノイズを抑えつつ、ぼやぼやしすぎない画像を作ります。シャープはほんの少しだけかける程度の方が綺麗に仕上がると思います。

TwitterにUPする画像などでは縮小されてあまり効果がわからなかったりするので自己満足程度かもしれませんが、キャラクターのアップ画像などには効果が大きいと思うので、試してみてくださいね!

陰影をくっきりさせる

陰影をくっきりさせる方法もやはりいろいろあるのですが、元のSSの陰影を生かしてつける方法が一番簡単です。描き込むのは技量が問われるので、ここではフィルタを使った方法をご紹介します。

今まで作業していたレイヤーを、2枚コピーします。1枚はこの次の工程で使用するので、ここでは非表示にしておきます。
コピーしたレイヤーを選択した状態で、フィルタ>その他>ハイパスを選択します。

半径を「50」に設定します。この半径によって印象が変わるので、いろいろ試してみるのもおもしろいですよ!
そのままだとグレーの不気味な画像なので、レイヤーのブレンドモードを「ソフトライト」に設定します。

元の画像よりも陰影がはっきりします。「オーバーレイ」だとよりくっきりした感じになるので、お好みで選んでくださいね。

「ハイパス」は色の変化が大きい部分から指定した半径内のディティールを保持して、それ以外の部分は50%グレーになるフィルターです。
ブレンドモード「オーバーレイ」は50%グレーよりも明るい部分は「スクリーン」で、50%グレーよりも暗い部分は「乗算」が適用されるという特性を持ちます。「ソフトライト」はそれを柔らかくした感じ(コントラストを低くした感じ)と考えればいいと思います。
つまり、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなる=陰影がはっきりつく!という仕組みです。

そのままの状態だと結構きつめに陰影がついてると思うので、「ソフトライト」または「オーバーレイ」にしたレイヤーの不透明度を下げます。

これも好みがあると思いますが、いい感じだと思えるところまで下げてみてください。画像によっては100%のままでいいかもしれませんし、20%くらいまで下げたほうがいいかもしれません。

キャラクターが少しずつ浮かび上がってきました。

画像をシャープにする

「ハイパス」フィルターは、画像をくっきりさせるのにも使えます。
先ほどコピーして非表示にしておいたレイヤーを使いますので、表示状態にします。そのレイヤーを選択した状態で、ハイパスフィルターを選択します。

今回は、半径を1にします。適用したら、ブレンドモードを「オーバーレイ」にしましょう。

輪郭がくっきりしたと思います!そのままではきつすぎると感じられる場合は、不透明度を少し下げると馴染みやすいと思います。

この方法は、スクリーンショットだけではなくぶれてしまった写真をくっきりさせたりするのにもよく使われる方法なので、覚えておいて損はないと思いますよ!またやり方次第で肌の補正等にも使えますので、気になる方はやり方を調べてみてくださいね。

くっきりしました。

ニュアンスを加える

このまま完成に持っていってもいいのですが、もう一つ陰影を強調したり、色味を足したりする方法をご紹介します。
レイヤー>新規調整レイヤー>グラデーションマップを選択します。レイヤーウインドウの下部にある、白黒の丸いアイコンから選択してもOKです。新しく作られたグラデーションマップのレイヤーのブレンドモードは「ソフトライト」に設定してください。

属性というウインドウが開くと思います。もし開かない場合は、グラデーションマップレイヤーの左端にある丸いアイコンをダブルクリックしてみてください。
グラデーションのカラーが表示されている右にある、下向き矢印アイコンをクリックします。

初期状態だとあまり種類がないと思うので、設定アイコン(歯車のアイコン)をクリックして、「写真調」というプリセットを追加します。「写真調」をクリックすると、ダイアログが出るので、追加を押します。
選べるカラーが増えていると思いますので、その中から好きなものを選んでください。クリックすると元画像の色合いが変化するので、それを見ながら好みのものを探してくださいね!
色を決めたら、レイヤーの不透明度を下げて自然に見えるように調整します。
私は「セピア-セレン2」を選んで、30%くらいまでさげてみました。お好みで、「オーバーレイ」にしてもいいと思います。

最終的な補正をする

陰影をつけたことで画像が少し暗くなったので、最終的な色の補正をします。再びCamera Rawフィルターで補正する場合、レイヤーを統合する必要があります。
現在下記のような状態になっていると思うので、レイヤーを4つとも選択します。複数選択する場合は、Shiftキーを押しながらクリックすると選択できます。

選択した状態で右下の「新規レイヤーを作成」アイコン(紙のアイコン)へドラッグ&ドロップするか、Ctrl+J又はcommand+Jを押して、レイヤーをコピーします。
コピーされたレイヤーが選択された状態になってると思うので、Ctrl+E又はcommand+Eを押して、選択しているレイヤーを統合します。
統合したレイヤーを選択した状態で、Camera Rawを開いて、最初にやった時と同じ手順で明るくしましょう。

トーンカーブやレベル補正が使える人は、そちらでやったほうが早いと思うのでお好みの方法で補正してください。下記の画像はトーンカーブで補正したものです。

やり方によって、少しずつ印象は違います。

トリミングする

今のままだと人物に対して背景の面積が広いので、横をカットします。この作業は一番最初の段階でしても大丈夫です。(その場合、著作権表記を消す作業がいらなかったりしますね!)
ツールから「切り抜きツール」を選びます。

画像の端や角に四角や『が表示されるので、そこをドラッグしながら切り落とす範囲を決めます。明るくなっている部分が残る部分で、暗くなっている部分が切り落とされる箇所です。
上にある「◯」を選択するか、Enter又はreturnキーで確定します。
今回は余り深く気にせず、人物を真ん中にして適当なところでトリミングしました。

最後にフォントツールで著作権表記を追加したら、完成です!

今回は極力操作が簡単で絵画や写真などの知識が必要ない方法のみで加工してみましたが、いかがだったでしょうか。慣れると、ここまでの作業で大体10分ほどでできると思います。
物足りないという方は、より具体的なSS加工の方法を公開していらっしゃる方もたくさんいますので、ぜひ探してみてくださいね!SS加工だけでなく、写真の加工やイラストの描き方など、様々なTipsが参考になると思います。
加工の仕方は本当にたくさんありますし、個々に好みの仕上がりややりやすさがあると思いますので、色々探してみるのも楽しいですよ〜。
私も最初は色々描き込んだりとかしていましたが、最近はかなり短時間でシンプルに仕上げる方法が好みなのでそういうやり方が定着していますw

最後に、いつもの自分っぽい感じで仕上げたものを。今回の工程のグラデーションマップを使わずに、トーンカーブなどの調整レイヤーを別途加えています。